【書評】もはや芸術作品のようなスピーチ!「本日は、お日柄もよく」は美しい言葉に溢れた本です

ポップ_本日も、お日柄がよく 小説

あらすじ

OL二ノ宮こと葉は、幼馴染兼想い人の結婚式で、
伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞に衝撃を受ける。
こと葉は弟子入りをし、スピーチライターの道を志す。
そんなこと葉に、「政権交代」のスピーチを任される。

原田マハさんの描く言葉の綺麗さに感動する一冊です!

感想

この本はポップと表紙に惹かれてつい衝動買いした本です。
読み始めると話のテンポの良さ言葉の綺麗さスピーチの素晴らさにノックアウトされ、
あっという間に読み終わってしまいました。
私がこれまで生きてきた人生の中でこれほど素晴らしいスピーチに出会ったことはなく、
読み終えた時の感想は「芸術作品のよう」でした。

作者の歴史・性格

著者である原田マハ(1962年-)さんは、元々アートに興味があり、
パブロ・ピカソをライバルであり、師匠としています。
2004年に角川書店の編集者に女性のインタビュー集の共同制作を持ちかけられたそうです。
そこから、小説を書くことを意識し始め、沖縄の伊是名へ行った時、
「カフー」という名前の犬に会い小説のインスピレーションを得て、
「カフーを待ちわびて」で作家デビューを果たしたそうです。

考察

原田マハさんの文章はとてもきれいで、本当に芸術作品のような文章が並んでいます。
2004年まで美術を志し、本気で取り組んでいたマハさんだったからこそ、
芸術作品のような文章を書くことができるのだと思います。

チャート

おすすめの人

・本をあまり読み慣れていない人
・誰かに本をプレゼントしたい人
・面白い本を読みたい人

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