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あらすじ
「ある席に座った時だけ過去に戻れる」という噂の不思議な喫茶店がありました。
この本はその不思議な喫茶店で起こる物語です。
まず第一話は、結婚を考えていた恋人についつい素直になれず、
喧嘩別れのように離れ離れになってしまった、清川二美子の話です。
二美子は恋人の五郎がアメリカに行くことが受け入れられず、
理由も聞かずに五郎を送り出してしまいます。
そして二美子は五郎と最後に話をした日に戻り、五郎の本心を聞きます。
そこで語られる五郎の本心とは・・・・・
このように過去に戻るためにやってくる人は様々な理由を抱えています。
最近、「なんとなく疲れたな」と思っている方、この本で涙活してみてはいかがでしょうか?
感想
この本は書店にふらっと出かけた時、
「おすすめ!」「絶対泣ける話題の本!」と書いてあり、つられて手にした本です。
本を開いてみるとプロローグの最後の一文
「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」にまず、がっちり心をつかまれ、
第一話の主役の気の強さに驚き、ぐっと心を持っていかれました。
割かし涙腺が強いのか、キャッチコピー通り「4回」とまでは行きませんでしたが、
少なくとも「2回」はうるっときました!
個性豊かなキャラクターを楽しみながら、ぜひ短い過去の旅を一緒にお楽しみください!
作者の歴史・性格
著者は川口俊和(1971年-)で、 劇団「音速かたつむり」で
脚本家兼演出家として活動していたそうです。
川口俊和さんは「コーヒーが冷めないうちに」で作家デビューしていますが、
実はこの「コーヒーが冷めないうちに」は、舞台の作品を小説化したものだそうです。
「コーヒーが冷めないうちに」は映画化もされていますので、
本に感銘を受けた方はぜひ映画版でもお楽しみください!
チャート
おすすめの人
・最近泣いていない人
・戻りたい過去がある人
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