【書評】「「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」のレビュー

pop_letter-craftsman-starting-point 小説

あらすじ

就職活動中の主人公西山諒太はお気に入りのカフェ「書楽」で
「はじめまして手紙屋です。」と書かれた一枚の不思議な広告と出会います。
就職活動に悩んでいた西山は、衝動のままに手紙屋へ1通の手紙を送ります。
手紙屋からの手紙は、就職活動ではなくもっと人生で大切なことを教えてくれるものでした。
喜多川泰さんの珠玉の一冊をぜひご堪能ください!

感想

この本を一言で表すと「人生の節目で節目で読みたい大切な本」です。
この本と出会ったのは、私が大学1年生の時でした。
それまでほぼ本を読んだことない私が、なぜこの本を読もうと思ったかはわかりませんが、
本に描かれている手紙屋からの手紙を一通一通読むたびに、
「価値観」の扉がバッタンバッタンと開いていくような感覚でした。
私の喜多川泰さんとの出会いはまさにこの本であり、
それ以降の人生に対する姿勢にも大いに影響を与えてくれました。

例えば、皆さん「お金」とは何か考えたことはありますか?
この本を読むまでの私は、「お金とは何か」など考えたこともありませんでした。
お金とはそもそも物々交換から出てきた発想です。
本当に読んで欲しい本なので、詳しくは書きませんが、
このように私たちが日々の生活の中に当たり前に存在していて、
気にもかけていない「お金」ですら、違った見方をすることができるとわかりました。

価値観の扉を開けたい方・・・・・
いや、すべての方に一度は読んで欲しい一冊です!

作者の歴史・性格

著者である喜多川泰(1970年-)さんは、
人間の成長を重視した珍しい学習塾「聡明舎」の創立者です。
代表作は『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』や
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』などがあります。
どの本も人生に大切なものを教えてくれる内容で、
描写が細かいため、主人公と同じ経験をした気持ちになれます。

チャート

おすすめの人

・あまり本を読み慣れていない人
・価値観を変えたい人
・すべての人

タイトルとURLをコピーしました