あらすじ
就職活動は36連敗、入った会社では落ちぶれ社員、
大学の頃から付き合っていた彼女には振られ、「自分には何もできない」と、
現実と折り合いをつけながら日々を過ごしていた27歳の主人公篠崎浩平は、
ある日「バンビ公園」で小学生の頃の自分と出会います。
小学生の頃の自分は、プロ野球選手になるという夢に向かって毎日バットを振り、
上級生にも立ち向かう勇敢な少年でした。
将来に希望を持った小学生の自分に、仕事を聞かれた浩平は咄嗟に、
仕事がバリバリできて、皆に頼られていると嘘をついてしまいます。
「今の人生最高!」と言えない人、
ぜひこの本を読んで明日を頑張る力をもらってください!
感想
この本は一言で表すと「誇りを持てる自分に生まれ変わる」です。
生きづらさを感じながら、日々の生活を送っている27歳の浩平の姿は、
おそらく多くの大人に当てはまる人物像ではないかと思います。
もし、小学生の自分が、27歳の自分に会いにきたら、
私も浩平と同じように「大人って最高だよ!将来を楽しみにしていてね!」と
嘘をついてしまっていたと思います。
「明日から新しい自分」になるために、そして、
「小学生の自分に誇れる自分」になるために、この本に背中を押してもらいませんか?
作者の歴史・性格
著者である松尾健史(1980年-)は、
2008年にこの「I met a boy.父の日に、バンビ公園で。」で作家デビューしたそうです。
その他の著作には、「君が勇気をくれた」や「ブレイクスルー」があり、
読者の背中をポンっと押してくれるような、明日を頑張る勇気をもらえる作品です!
チャート
おすすめの人
・あまり本を読み慣れていない人
・明日を頑張る勇気をもらいたい人