【書評】自分の心に正直に強く望んで夢を叶える「アルケミスト」

小説

あらすじ

羊飼いの少年サンチャゴは、「エジプトのピラミッドに宝がある」という不思議な夢を二度見る。
旅の途中で会ったセイラムの王様に「運命に従い、前兆の語る言葉に従うことを忘れてはいけない」という言葉をもらう。
サンチャゴはその言葉と、羊を売って得たお金をもって遠く離れたエジプトに向けて旅立つ。
お金を盗まれたりトラブルに見舞われながらも、運命に従うことを忘れず人との出会いで人生に大切なことを学んでいく。

人生で何度も読み返したい一冊!

感想

この本を読んだ感想は「自分もこの本の主人公のように生きたい」です。
主人公のサンチャゴは前兆を感じ取り、夢に向かって素直に行動しています。自分は前兆を感じ取っても、「本当にこの道を進んでいてもいいのか」とすぐ不安になってしまい、夢に向かって素直に真っすぐ進むことは難しいことです。この本を読んで、失敗してもいいから自分の感覚を信じて進むことの大切さを知りました。
また、本の中でサンチャゴが自分の心と向かいあうシーンがあります。心と向かいあうと本当に大事な自分自身と向かいあうことができます。
現代の私たちはスマホを触る時間が増え、どんどん自分と向かい合う時間をとらなくなっていて、自分が本当にしたいことややりたいこと、本当に心が望んでいることを分からなくなってしまっているのではないかと思いました。

この本は何度も読み直すことで本当の意味はわかる本ではないかと思います。
何度も読み重ねる内に自分も主人公と同じように夢に素直に自分の心に正直に生きれるようになりたいです。

作者の歴史・性格

著者はパウロ・コエーリョ(1947年-)さんはブラジルの小説家で、作詞家でもあります。
1987年に『星の巡礼』で作家デビューし、『アルケミスト』は第二作目の作品です。
『アルケミスト』は世界で翻訳されるほどのベストセラーになりました。
また、本作品は2018年角川文庫の「角川文庫70周年記念大賞」で名作一位にも輝いています。

チャート

おすすめ

・自分の夢に迷っている人
・本気で人生を変えたい人
・世界の名作を読んでみたい人

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