こんにちは。haruhinaです。
さて、90日目に読んだ本はこちら↓
- 走れメロス 著:太宰治
- プロフェッショナル 仕事の流儀 長沼毅 生物学者 地の果てにこそ、真実がある 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
- プロフェッショナル 仕事の流儀 上山博康 脳神経外科医 医者は人生を手術する 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
走れメロス
本書は、太宰治の代表的な短編小説で、国語の教科書にも掲載されるほど有名な作品です。また、「メロスは激怒した。」という書き出しは、特に有名です。
学生の頃に読んだ時には、あまり意味もわからなかったのですが、それから10年以上年月が経ち、いま読んで見ると違った印象を受けました。
今回この本を読んで感銘を受けたのは、一度人質となっている友人・セリヌンティウスの元へ行くのを諦めかけたメロスと、メロスが来ないんじゃないかと一度疑いを持ったセリヌンティウスを描いているところです。
「全く疑わなかった」と言われると、どこか嘘くさく感じてしまいますが、「一度だけ疑った」としてる所から、人間くさい感じが出ていて良いなと思いました。
プロフェッショナル 仕事の流儀 長沼毅 生物学者 地の果てにこそ、真実がある
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「生物学者・長沼毅さん」の仕事の流儀です。
長沼さんは、「生命の起源」の謎を解き明かすため、火山や深海など過酷な環境で生きる生物を調査している科学者です。
そんな長沼さんにとってのプロフェッショナルとは、
やはり仕事をしていくと、行き詰ったり方向を失ったりするんですよ。そのときに原点に返る、そういう原点を持っている人がプロだと思います。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 長沼毅 生物学者 地の果てにこそ、真実がある』 NHK出版 2013
とのことでした。
「原点を持つ」ということは、今まで考えたことが無かったですが、自分なりの原点を見つけていきたいと思いました。
プロフェッショナル 仕事の流儀 上山博康 脳神経外科医 医者は人生を手術する
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「脳神経外科医・上山博康さん」の仕事の流儀です。
上山さんは、脳動脈瘤の手術で、全国に知られる外科医です。私が驚いたことは、上山さんが、手術に迷う患者さんに向かって「大丈夫です」と明言するということです。
上山さんは、訴訟のリスクを認識しながら、患者さんの命懸けの信頼に答えるため、自分も相応のリスクを背負う覚悟でこのように伝えるらしいです。
合理的に考えると、この上山さんの選択は間違っているのかもしれませんが、私も覚悟を持ったプロになれるよう生きていきたいと思いました。