【83日目】自己流を、磨き続ける覚悟

日記

こんにちは。haruhinaです。

さて、83日目に読んだ本はこちら↓

  • どんぐりと山猫 著:宮沢賢治
  • 無限の可能性を引き出す! 超訳こども「アインシュタインの言葉」 著:齋藤孝
  • プロフェッショナル 仕事の流儀 野村陽一 花火師 一瞬の美にすべてを懸ける 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班

本の感想

どんぐりと山猫

あらすじ

ある土曜日の夕方、主人公・かねた一郎は、山猫から「裁判に出席して欲しい」というはがきを受け取ります。

一郎が裁判に行くと、どんぐり達が「誰が一番偉いか」で争い合っていました。そこで、一郎が「一番偉いどんぐりの条件」を提示すると、すぐにどんぐり達の争いは静まりました。

その様子を見た山猫は、一郎を名誉判事に任命し、次回から裁判に呼び出す時のはがきの文章を「”出頭すべし”として良いか」と聞きます。一郎がこの申し出を断ると、山猫は残念そうにして諦めました。

その後、一郎の元に、はがきが来ることはありませんでした。

この小説は、「注文の多い料理店」や「雨ニモ負ケズ」など、学校の教科書にも取り上げられている有名な作家、宮沢賢治の作品です。

この小説の面白い所は、一郎が、優位に立とうとする山猫の提案を断った結果、裁判に呼ばれなくなったということです。そして一郎が、その状況に「提案を断らなければ良かったかな」と呟きをこぼしたことです。

自分より仕事のできる一郎の優位に立とうとする山猫と、それを感じ取って断る一郎という構図が面白いなあと感じました。

無限の可能性を引き出す! 超訳こども「アインシュタインの言葉」

アルベルト・アインシュタインは、「特殊相対性理論」を提唱したことで有名な、理論物理学者です。

この本で印象的だった言葉は、「自分の考えを伝える勇気を持つ」です。

日本人は、自分の気持ちを伝えるのが苦手だと、よく言われます。私自身、自分の考えを伝えることは苦手ですが、この本には、自己満足で終わらせるのではなく、多くの人に役立ってこそ価値があると書かれていました。

いま、毎日本を読んでいて、頭の中で色んな事を考えますが、なかなか伝えることができていないので、ちゃんと発信していかなきゃいけないなと思いました。

プロフェッショナル 仕事の流儀 野村陽一 花火師 一瞬の美にすべてを懸ける

テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「花火師・野村陽一さん」の仕事の流儀です。

野村さんは、明治時代から続く、花火大会の最高峰「大曲全国花火競技大会」で二連覇を成し遂げた花火師です。花火師は、わずか“5秒”という一瞬を演出するために、準備から完成に1年という時間をかけると言います。

野村さんにとってプロフェッショナルとは

自分流のスタイルにこだわって、とにかくこだわってこだわってこだわりつづけて、結果が出るまで、技術という原石みたいなものを磨きつづける人。

引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 野村陽一 花火師 一瞬の美にすべてを懸ける』 NHK出版 2013

とのことです。

「自己流のスタイルを信じて、磨き続ける」というのは、言葉で言うほど簡単なことではないと思います。自分もこの生き方を理想に、前に進んでいきたいと思いました。

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