こんにちは。haruhinaです。
さて、78日目に読んだ本はこちら↓
- 魔術 著:芥川龍之介
- 添乗員の愚痴ばなし シリーズ1添乗への道 著:添てん
- プロフェッショナル 仕事の流儀 鹿嶋真弓 中学校教師 人の中で人は育つ 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
魔術
ある雨の夜、主人公は魔術を見せてもらうため、魔術の使い手であるマティラム・ミスラ君の家に訪れました。
主人公はミスラ君の使う魔術の数々に驚き、魔術を教えて欲しいとお願いします。ミスラ君には「欲のある人間には使えない。欲を捨てることが出来るか」と聞かれ、主人公は「出来る」と答えます。
しかし、魔術を教わって1ヶ月経った頃、主人公は友人に頼まれて魔術を見せた時、欲が出てしまい、自分に魔術を教わる資格がないことを悟るのでした。
この小説は、「蜘蛛の糸」や「羅生門」の作者として有名な芥川龍之介の作品です。
この小説では、人間のエゴイズムが描かれています。わかっていても、人間のエゴイズムは、そうそう簡単に捨てることはできないものなのですね。
添乗員の愚痴ばなし シリーズ1添乗への道
海外旅行の添乗員をしている作者・添てんさんから見た、添乗員の魅力と注意点などの実情が書かれた本です。
本書は、あまりこの仕事に馴染みのない人が読んでも面白いですが、特に添乗員を目指す方が読むと参考になるのではないかと思いました。
この本を読むまで、添乗員さんの仕事に対して、「旅行についてきてくれるガイドさん」というイメージを持っていましたが、この本を読んで、添乗員さんの仕事が「旅程管理」だということを知りました。
旅行好きの私としては、「いろんな場所に行けて、うらやましい」という思いがありましたが、やはり現実は、そんなに甘いものではないらしいです(苦笑)
自分の経験したことのない仕事を知れることは、面白かったです。
プロフェッショナル 仕事の流儀 鹿嶋真弓 中学校教師 人の中で人は育つ
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「中学校教師・鹿嶋真弓さん」の仕事の流儀です。
鹿嶋さんは、生徒同士のコミュニケーションのきっかけを与える「構成的グループエンカウンター」(以下、エンカウンター)という授業を、教育現場で実践したパイオニアの一人です。
エンカウンターは、いじめや学級崩壊を防ぐことにつながるのではないかと、注目を集める教育法だそうです。
鹿嶋さんは、プロフェッショナルとは以下のような人だと言っています。
まず、情熱がなければ無理だなと思うんです。情熱がまず第一条件。ただ、情熱だけではダメだということを体験したので、そこに技がなくちゃいけない。そして立ち止まることなく、いつもいつも研究をつづけている現在進行形の人です。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 鹿嶋真弓 中学校教師 人の中で人は育つ』 NHK出版 2013
情熱があってこその、エンカウンターという技術。これは、情熱がなければ、エンカウンターという技術だけ使ってもダメだということだと思います。
「エンカウンター」という教育法は、本書を読んで初めて耳にしました。とても興味があるので、調べてみようと思います!
では、今日も3冊頑張ります!