こんにちは。haruhinaです。
さて、75日目に読んだ本はこちら↓
- 芋粥 著:芥川龍之介
- 日本進化論 著:落合陽一
- プロフェッショナル 仕事の流儀 加茂克也 ヘアデザイナー あきらめないから、美しい 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
芋粥
摂政・藤原基経に仕える五位は、いつも皆から虐げられていました。そんな、五位には「”芋粥”を飽きるほど食べたい」という夢がありました。
藤原利仁は、その夢を聞き、五位の夢を叶えてやろうと芋粥を準備します。しかし、利仁の用意した、大量の芋粥を前にした五位は、幸福を感じるどころか、食欲がなくなってしまうのでした。
この小説は、「蜘蛛の糸」や「羅生門」の作者として有名な芥川龍之介の作品です。
この物語の主人公・五位は、「芋粥をお腹いっぱい食べる」というささやかな夢を見ながら、みんなから意地悪にも耐えてきました。しかし、いざ夢が叶うとなると、「芋粥に飽きたい」という欲望を大事に守っていた頃が、幸せだったと気づきます。
つまり、一見優しさに見える利仁の「五位の夢を叶える」という行為は、実は、五位の「夢見て楽しむ」という心を奪ってしまったということです。
夢が叶うということは、こんな悪い面もあるぞと教えてもらった気がします。
日本進化論
前から気になっていた、落合陽一さんの「日本進化論」を、ついに読みました!
私の知識不足が原因で、「2030年の世界地図帳」が1割位しか理解できなかったので、「日本進化論」を読むのを躊躇していたのですが、この本で扱っている内容は身近な問題が多く、あっという間に読み終わってしまいました。
以前、同じく落合陽一さんの「日本再興戦略」を読んだ時にも、自分の危機感の無さにショックを受けましたが、今回も考えの甘さを認識することになりました。
特に財源については、今まで政治に興味を持ってこなかったため、社会保障費がこんなに増大しているという事ですら知りませんでした。
もっと、もっと勉強することが必要だとわかりました。
次は、つい最近発売された「働き方5.0」を読んでみようと思います!
プロフェッショナル 仕事の流儀 加茂克也 ヘアデザイナー あきらめないから、美しい
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「ヘアデザイナー・加茂克也さん」の仕事の流儀です。
加茂さんは、パリコレクションやファッション雑誌、広告、アーティストのヘアメイクなど幅広い分野で活躍するヘアデザイナーです。
加茂さんの仕事の流儀は、
「手で考える」
ただ考えているだけでは、何も起こらない。実際に手を動かしながら、独創的な発想をつむぎだす。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 加茂克也 ヘアデザイナー あきらめないから、美しい』 NHK出版 2013
茂木さんは、加茂さんのように現場に浸って学ぶ能力を「没我力」と表現しています。緻密に計算して学ぶ方法と、没我して学ぶ方法、どちらも両立して成長していきたいと思いました。
では、今日も3冊頑張ります!