こんにちは。haruhinaです。
さて、74日目に読んだ本はこちら↓
- 高瀬舟 著:森鷗外
- プロフェッショナル 仕事の流儀 新浪剛史 コンビニエンスストアチェーン経営者 さらけ出して熱く語れ 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
- COMIX 家族でできる7つの習慣 監修:フランクリン・コヴィー・ジャパン、シナリオ:伊原直司、漫画:雪光貴
本の感想
高瀬舟
高瀬舟は、罪人を乗せて京都から大阪に下る舟です。京都の罪人は、島流しが決まると、この高瀬舟に乗せられて、大坂に送られるのでした。
罪人の護送は、京都町奉行の配下にいる同心(下級武士)の役目で、その日は羽田庄兵衛が護送役として舟に乗り込んでいました。
庄兵衛は、弟殺しの罪人・喜助の、楽しそうにも見える、不思議な態度にこらえ切れなくなり喜助に話しかけます。
この小説は、「舞姫」の作者として有名な森鷗外の作品です。
この小説を読んでいると、頭に「足るを知る」という言葉が、浮かんできました。
これは老子の「知足者富」に由来した言葉で、「満足を知っている人は、幸せに生きることができる」という教えです。
喜助は、現状に満足しており、「欲」というものがありませんでした。まさに「足るを知る」という状態です。一方、庄兵衛は、喜助より裕福な状態でありながら、いつの間にか自分が、満足を知らない欲深い人間になっていることに気づきました。
私も不足しているものばかりに、目を向けてしまいがちです。「欲」を持つことが悪いことだとは思っていませんが、ちゃんと自分の持っているものに感謝しながら、上手く「欲」と付き合っていきたいと改めて思いました。
プロフェッショナル 仕事の流儀 新浪剛史 コンビニエンスストアチェーン経営者 さらけ出して熱く語れ
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「コンビニエンスストアチェーン経営者・新浪剛史さん」の仕事の流儀です。
新浪さんは、誰もが知るコンビニエンスストア「ローソン」の経営者です。新浪さんが経営で大事にしていることは、「考えるのは社員。とにかく現場と直接話す。」ということだそうです。新浪さんは、過去の「トップダウンの経営が通じない」という経験から、一般的な企業のようなトップダウン型をやめ、現場中心に切り替えたとのことです。
私がこの本を読んで、参考にしたいと思ったことは以下です。
結局、中途半端なものが一番売れ行きが悪いんです。それは誰でも考えるものであって、競争相手もすぐ同じようなものを作ってきますからね。だから、思いきりが必要なんです。それはとても怖いですが、大切なのは「失敗してもいいよ」というバックアップがあるかどうかでしょう。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 新浪剛史 コンビニエンスストアチェーン経営者 さらけ出して熱く語れ』 NHK出版 2013
私たちは失敗を恐れるあまり、他人のマネをして、結局、中途半端になってしまうことがよくあります。しかし、この言葉を読んで、失敗を恐れず思いっきり突き抜けることの重要性を、改めて教えてもらいました。
COMIX 家族でできる7つの習慣
「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれた、世界でも有名なビジネス書です。今回は、「7つの習慣」の入門編として、まんが形式で説明されている、本書を読みました。
私が本書の中ですぐにでも実行しようと思ったのは、「時間管理マトリックスを作る」というものです。「時間管理マトリックス」とは、タスクを重要度と緊急度で4象限に分けて、優先度を付けるやり方です。
この本では、特に「重要度:高+緊急度:低」のタスクにかける時間に注意することが重要だと書かれています。このタスクは緊急度が低い分、多くの人が後回しにしてしまいがちなので、意識的にスケジュールに組み込むことが重要とのことでした。
タスクの重要度・緊急度を整理することで、1日の時間配分を見直すきっかけになるので、一度この本にならって「時間管理マトリックス」を作ってみようと思います。
では、今日も3冊頑張ります!