こんにちは。haruhinaです。
さて、73日目に読んだ本はこちら↓
- コーヒー哲学序説 著:寺田寅彦
- まんがでわかる はじめてのドラッカー 監修:萩原修身
- プロフェッショナル 仕事の流儀 片山象三 中小企業経営者 あきらめなければ、失敗ではない 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
コーヒー哲学序説
この随筆は、主人公が、少年の頃にはじめてコーヒーを味わった日から、現在までのコーヒーの思い出を振り返りながら、自分にとってのコーヒーとは何かを考察しているものです。
コーヒーという1つの飲み物を中心に描かれていたこの随筆は、コーヒーに対してそんなに深く考えたことの無かった私には新鮮で、面白い作品でした。
まんがでわかる はじめてのドラッカー
本書は、「マネジメントの父」と呼ばれる、ピーター・F・ドラッカーの提唱するドラッカー理論の入門書です。
この本は、「マンガと、理論の説明(文)+図」という構成で書かれています。特に、図については、図だけでも概ね理解できるくらい、分かりやすく描かれているので、ゆっくり本を読む時間が無い方は、図だけでも参考になると思います。
本書で紹介されているドラッカー理論の中で、特に参考になったものは、「自分の強みを探る方法」です。
本書では「自分の強み探る方法」として、フィードバック分析という方法が紹介されており、このフィードバック分析を繰り返すことで、自分の強みを知ることができ、更に強化することができると書かれていました。
自分の強み分析は、以前やったことがあるのですが、その時は行動に繋げることができなかったので、今度は本書に書かれているフィードバック分析を実践してみようと思います。
プロフェッショナル 仕事の流儀 片山象三 中小企業経営者 あきらめなければ、失敗ではない
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「中小企業経営者・片山象三さん」の仕事の流儀です。
片山さんは、播州織で知られる兵庫県西脇市で、安い中国製品に圧倒され、苦境に立たされていた町を再生するため、コストを最大5分の1にまで下げることのできるという機械を開発した方です。
「アレンジワインダー」と呼ばれるこのシステムは、2005年に「第1回ものづくり日本大賞」で「内閣総理大臣賞」も受賞しています。
片山さんの技術開発のキーワードは「素人力」だと言います。素人力のポイントは、「壁を壁と思わない」「何でも聞ける」「フットワークが軽い」ということだそうです。
片山さんの話で一番印象的だったのが、以下の言葉です。
人間にとって、もっと厳しい状況、もっとつらい状況とは何かというと、希望がないことだと思うんです。だから、今は厳しいし、明日も厳しいかもしれないけれど、希望があれば頑張れるし、みんなにも「頑張ろうぜ」と言える。その希望の火を消したくなかったんです。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 片山象三 中小企業経営者 あきらめなければ、失敗ではない』 NHK出版 2013
「仕事を行う目的は、自分のためより、他者のために設定した方が良い」という言葉をビジネス書で目にすることがありますが、片山さんの言葉を聞いて、ハッとしました。
片山さんはどんなに苦しい状況でも、「やめようかな」と思ったことは無いそうです。それは、「自分の成功が、みんなの希望になる」という強い思いがあったからだと思います。
こんな風に、「誰かの希望になるために頑張る」という考え方は素敵だなと思いますし、自分も誰かの希望になれるような生き方がしたいと思いました。
では、今日も3冊頑張ります!