こんにちは。haruhinaです。
さて、70日目に読んだ本はこちら↓
- 一流の想像力 仕事の感性が磨かれる56のヒント 著:高野登
- セロ弾きのゴーシュ 著:宮沢賢治
- プロフェッショナル 仕事の流儀 進藤奈邦子 WHOメディカルオフィサー 鳥インフルエンザを封じ込めろ 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
一流の想像力 仕事の感性が磨かれる56のヒント
本書は、リッツカールトン元日本支社長の高野登さんによって書かれた本です。
リッツカールトンと言えば、高級ホテルで質の高いサービスのイメージがありますが、本書ではその質の高いサービスの根底には、一流の想像力があると書かれています。
本書の序章の「こんなとき、あなたならどうする?」では、想像力が試される場面が紹介されています。例えば、「デートで自分が誘ったお店で、グラスの水に髪の毛が入っていたら?」のような具体的なケースと、それに対して想像力の働く人だったら、どう対応するかが書かれています。自分でもどう対応するか一応考えて読むのですが、ことごとく想像力の無さを実感することになりました(泣)
「想像力」は、ネットで仕事をする場合も含め、人生のあらゆる場面で役立つ能力だと思うので、今日から実践しながら磨いていきたいと思います。
セロ弾きのゴーシュ
ゴーシュは、あまり上手でないと評判のセロ弾きで、楽長にいつもいじめられていました。
自宅に戻ったゴーシュが、夜中過ぎまでセロの練習をしていると、三毛猫が訪ねてきて「シューマンのトロメライ」を要求してきます。ゴーシュは生意気な猫の態度に腹を立て、「印度の虎狩」という曲を演奏し始めます。猫は眼や額からぱちぱち火花を出し、最後には逃げていきました。
次の夜はかっこうが、その次の夜には狸が、その次の夜には野ねずみが、ゴーシュのセロを聞きに現れました。
そして、とうとうやってきた演奏会当日、アンコールを依頼された楽長はゴーシュを無理やり舞台へ押し出します。困ったゴーシュが「印度の虎狩」を弾くと、仲間から大絶賛されたのでした。
この小説は、「注文の多い料理店」や「雨ニモ負ケズ」など、学校の教科書にも取り上げられている有名な作家、宮沢賢治の作品です。
子供の頃、この「セロ弾きのゴーシュ」は読んだことがあるのですが、イマイチよくわからなかった記憶がありました。今回、十数年ぶりにこの本を読みましたが、やっぱりイマイチ内容をつかみきれませんでした。
いま解釈できているのは「幻覚を見ながら、死に物狂いでチェロを練習したおかげで、観客を魅了する演奏ができた」という話という事です。
時間が経って読むともっと違う解釈ができるかもしれないので、また数年後にもう一度読んでみようと思いました。
プロフェッショナル 仕事の流儀 進藤奈邦子 WHOメディカルオフィサー 鳥インフルエンザを封じ込めろ
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「WHOメディカルオフィサー・進藤奈邦子さん」の仕事の流儀です。
今年、コロナウイルスにより世界中が感染症の恐怖と闘っています。「WHO」や「パンデミック」や「ソーシャルディスタンス」といった、いままであまり馴染みのなかった言葉も、毎日のようにニュースで聞くことになりました。
進藤さんはこのような感染の拡大を防ぐため、最前線に立って、目に見えない病原体と闘い続けている方です。
本書の中で、進藤さんは「プロフェッショナルとは、技と情熱」と語っています。技はもちろんのこと、自分の命を賭けて感染症と闘う情熱。これは言葉で言うほど簡単なことではありません。
いま一度、自分の仕事との向き合い方を見直すきっかけになりました。
では、今日も3冊頑張ります!