【68日目】ギグワークという働き方

日記

こんにちは。haruhinaです。

さて、68日目に読んだ本はこちら↓

  • トロッコ 著:芥川龍之介
  • GIG WORK(ギグワーク) 著:長倉顕太
  • プロフェッショナル 仕事の流儀 吉岡徳仁 デザイナー 暗中模索、未来創造 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班

本の感想

トロッコ

あらすじ

主人公・良平りょうへいは8歳の時、毎日トロッコを見るために村外れの工事現場へ行き、トロッコに乗りたい・押したいと思っていました。

ある日、いつものように良平がトロッコを見に行くと、話しかけやすそうな2人の若い男がトロッコを押していたので、良平は手伝いを申し出ました。

手伝いを始めた良平は、トロッコを押して登ったり、トロッコに乗って坂を下ったりすることを楽しんでいましたが、日が暮れ始め、徐々に家から遠ざかるにつれて、不安を覚え始めます。

日が暮れかかった頃、良平はこれまで一緒にトロッコを押してきた男から「そろそろ帰った方が良い」と言われます。良平は男たちと別れて帰路につきましたが、暗い道のりを一人で帰る不安から、泣きそうになりながら、走り続けました。

良平は26歳になって、妻子と一緒に東京へ出てきた今でも、その時と同じように、目の前に薄暗い道が続いている気がするのでした。

この小説は、「蜘蛛の糸」や「羅生門」の作者として有名な芥川龍之介の作品です。

本書の大筋は、『8歳の頃に経験した「暗い道を一人で帰る不安」を、26歳になった今でもふと思い出し、いま同じような不安を感じる』という話です。

先が見えない人生に対する不安を、「少年の頃感じた、暗い道を一人で帰る不安」で表現されているのは面白いし、芥川自身が感じている不安に触れることができた気がしました。

GIG WORK(ギグワーク)

ギグワークとは、「空き時間で仕事をするなど、スキマ時間を使って行う単発労働を行うこと」です。

この本では、著者の経験に基づいてギグワークを活用しながら「どうやったら楽しく生きていけるか」について書かれています。

本書の著者である長倉さんは、勤めていた出版社を退社後、「凡人のための人生戦略家」という立場で、情報発信をされているということです↓

たしかに最近、「タイミー」のように単発アルバイトのアプリが出てきたり、メレンゲの気持ちで「ギグワーク」について特集していたり、今後の社会でキーワードになる言葉だと思うので、しっかり勉強していきたいと思います。

プロフェッショナル 仕事の流儀 吉岡徳仁 デザイナー 暗中模索、未来創造

テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「デザイナー・吉岡徳仁さん」の仕事の流儀です。

吉岡さんは、薄い紙を組み合わせた「紙のイス」や、豆腐がコンセプトの照明など、その発想の斬新さで、海外からも注目を浴びているデザイナーです。

吉岡さんのこだわりは「未来の定番を作ること。気持ちをデザインすること」で、素材の可能性を引き出して、すごく簡単に見えるデザインを目指しているそうです。

この「素材を生かす」という考え方は、先日読んだ、フレンチシェフ・岸田周三さんも、全く同じことを言われていました。

「素材を生かす」ことは、基本的な考え方のように思えますが、シンプルが一番難しく奥が深いということを知りました。

では、今日も3冊頑張ります!

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