こんにちは。haruhinaです。
さて、66日目に読んだ本はこちら↓
- 桜の樹の下には 著:梶井基次郎
- 就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法 著:古川健介、深水栄一郎、蝉丸P、塩見直紀、堀内議司男、佐藤大吾、家入一真、登大遊、堀江貴文、西村博之 編:インプレスジャパン編集部
- プロフェッショナル 仕事の流儀 荒井良二 絵本作家 きのうの自分をこえてゆけ 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
本の感想
桜の樹の下には
この小説は、「檸檬」で有名な梶井基次郎の短編小説です。
「桜の樹の下には死体が埋まっている!」という、衝撃的な書き出しから始まる小説で、「主人公・俺」が「相手・おまえ」に語り掛けているような文体で書かれています。
「俺」は、桜の美しさを信じられなかったが、「死体が埋まっていて、桜はその養分を吸って美しく咲いている」と考えることで、納得できるのでした。
この小説では、桜の美しさは人の死からくるものだと考えています。現代の歌でもよく題材として「桜」が使われますが、楽しい歌というよりは「別れ」を連想させる歌が多いように感じます。
「死」という、「美しさ」対極にありそうな言葉ですが、組み合わせることで「桜の美しさの奥行き」が増したように感じるので、純粋にすごいと感じました。
就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法
本書は、「就職しない生き方」を選んだ10人の体験がまとめられています。
この本を読むと、「大学卒業 → 就職」以外の選択肢が無かった自分の視野が、いかに狭かったかを思い知らされました。そして、卒業後は企業に就職しなければいけないという固定概念を持っていて、それに気づかなかった自分に危機感を覚えました。
就職・転職するか悩んでいる方は、一度読んで見ることをおすすめします!
プロフェッショナル 仕事の流儀 荒井良二 絵本作家 きのうの自分をこえてゆけ
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「絵本作家・荒井良二さん」の仕事の流儀です。
本書の中で荒井さんが話す言葉は、胸を打つものばかりでしたが、特に印象に残った言葉は、以下です。
どうしても人を喜ばせたいという情熱があれば、絵は下手くそでも伝わると思うんですよ。
引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 荒井良二 絵本作家 きのうの自分をこえてゆけ』 NHK出版 2013
テクニックを磨くことも大事ですが、何より「情熱」が大事だということを教えてもらいました。ちゃんと意識していないと、どうしてもテクニックに重きを置きがちになってしまうので、節目でこの言葉を思い出して、反省したいと思います。
では、今日も3冊頑張ります!