【62日目】シンプルは奥深い

日記

こんにちは。haruhinaです。

さて、62日目に読んだ本はこちら↓

  • 人間椅子 著:江戸川乱歩
  • プロフェッショナル 仕事の流儀 岸田周三 フレンチシェフ 若き求道者、未到の地へ 編:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班
  • ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論(Newspicks Book) 著:須藤憲司

本の感想

人間椅子

あらすじ

閨秀けいしゅう作家である佳子よしこ夫人は、毎朝ファンレターに目を通すことが日課になっていた。

ある日、最後の1通の封を切ると、中に原稿用紙を綴じたものが入っていた。たまに原稿が送られてくることもあったので、「とりあえず表題だけでも」と原稿用紙を見ると、その原稿には表題も署名もなく、「奥様」という呼びかけの言葉から始まっていました。

原稿には、「ある家具職人の懺悔ざんげ」が書かれており、内容は醜く貧乏な家具職人の男が、自分の作った素晴らしい椅子の中に入り「人間椅子になった」という話でした。

男が人間椅子になった目的は、納品先のホテルで、夜な夜な盗みを働くためでしたが、椅子の中で生活していると、だんだんと女性に腰かけてもらえることに喜びを感じるようになったのでした・・・・・。

江戸川乱歩は、日本で有名な推理作家です。江戸川乱歩の名前は「名探偵コナン」で知った人も多いのではないでしょうか。

江戸川乱歩によって書かれた本書は、これまで読んだ森鷗外・夏目漱石・芥川龍之介などとは全く作風が違い、読んでいてゾクゾクするような恐ろしさがありました。

プロフェッショナル 仕事の流儀 岸田周三 フレンチシェフ 若き求道者、未到の地へ

テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された内容を本にしたものでした。今回読んだのは、「フレンチシェフ・岸田周三さん」の仕事の流儀です。

岸田さんは、北品川のフレンチレストラン・カンテサンスのオーナーシェフです。岸田さんの料理は、ソースを命とするフレンチとは違い、ソースを減らしたシンプルな味付けで、素材の味を尊重しているのが特徴です。

既成概念にとらわれず、素材の味を追求し続ける岸田さんが、大切にしている流儀は以下です。

「昨日より今日、今日よりも明日」。たとえわずかでも、日々進化する自分でありたい。

引用:茂木健一郎&NHK(プロフェッショナル)制作班[編] 『プロフェッショナル 仕事の流儀 岸田周三 フレンチシェフ 若き求道者、未到の地へ』 NHK出版 2013

私は「1日3冊本を読む」と決めて、間もなく200冊になりますが、本を読む中で感じているのは、「シンプルなことが一番奥深くて、難しい」という事です。

今回、岸田さんの話を読んで改めて「シンプル」の奥深さを感じました。

ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論(Newspicks Book)

本書は、「株式会社Kaizen Platform」の代表取締役である須藤憲司さんが実践している「ハック思考」について、書かれた本です。

「ハック思考」とは、①人と違う規則性や法則を見つけて、②その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。という、たった2つのプロセスで実行できる、思考法のことです。

前田裕二さんの「メモの魔力」で紹介されていた、「ファクト・抽象化・転用」と、概念は似ている部分もありますが、具体例として紹介されている、問題の切り口や考え方が違っていて、どちらの要素も取り入れたら、幅が広がるなと思いました。

1度読んだだけでは、理解できない部分も多くあったので、「ハック思考」を実践しつつ、何度か読み返してみようと思います!

では、今日も3冊頑張ります!

タイトルとURLをコピーしました