こんにちは。haruhinaです。
さて、53日目に読んだ本はこちら↓
- 舞姫 著:森鷗外、改編:佐野桂子
- 気にしない技術 まんがで読み解く般若心経入門 著:名取芳彦、まんが:はち
- きみを自由にする言葉 喜多川泰名言集 著:喜多川泰
本の感想
舞姫
太田豊太郎は、仕事のために滞在していたドイツで踊り子のエリスと出会います。恋仲になった2人でしたが、豊太郎を良く思わない同僚に、このことを上司へ告げ口され、豊太郎は解雇されてしまいます。
エリスとエリスの母と3人で暮らし始めた豊太郎でしたが、エリスの妊娠中に、友人の相沢謙吉から仕事を紹介されます。その仕事を遂行する中で腕を買われ、豊太郎は日本への帰国を提案されます。
日本への帰国を決断した豊太郎は、エリスにそのことを告げられずにいました。しかし、その間に相沢謙吉から、豊太郎の帰国を知らされたエリスは、心を病んでしまいます。豊太郎は後ろ髪を引かれながらも、治療の見込みがないエリスを残して、日本に帰るのでした。
本書は、森鷗外の代表的な短編小説で、高校の教科書にも掲載されるほど有名な作品です。
本書は、人間の弱さや脆さが色濃く表現されている作品だと思います。主人公の太田豊太郎は、自分を律することばかり優先してきたため、自分の弱さとの付き合い方が分からない人間なのではないかと感じました。
また、本書は森鷗外の実体験を書いたものだと、聞いたことがあるためか、何だか懺悔を聞いている気持ちになりました。
▼「舞姫」原文は言葉が難しいので、まずは改編版であるこちらを読むことをおすすめします!
▼原文に挑戦したい方はこちら
気にしない技術 まんがで読み解く般若心経入門
本書は、般若心経をまんがの形式で解説したものでした。般若心経自体は聞いたことがあるのですが、難しい漢字の羅列という認識で、何が書かれているのか考えたことも無かったので、宗教を知る一環として本書を読んでみました。
正直に言うと、まんが形式ではありましたが、難しくてよくわからなかったです・・・。ただ、一貫して「空」という考え方を大切にしている、ということは分かりました。
きみを自由にする言葉 喜多川泰名言集
私の大好きな作家・喜多川泰さんの名言集です。
喜多川泰の著作に書かれた言葉を集めたもので、喜多川泰さんの作品を全て拝読している私は、この名言集を読むと本の内容が頭に蘇ってきます。
本を毎回読む時間はなかなか取れないですが、名言集という形で刺激をもらえるのは嬉しいです。
まだ、喜多川泰さんの作品を読んだことが無くて、小説を読むのはハードルが高いと思っている方は、是非この名言集から興味を持っていただきたいです!
では、今日も3冊頑張ります!