こんにちは。haruhinaです。
さて、52日目に読んだ本はこちら↓
- 新さんまさん論 なぜ人を飽きさせずに売れ続けるのか 著:伊敷豊
- 鼻 著:芥川龍之介
- 運命を変える 偉人の言葉 編:リベラル社
本の感想
新さんまさん論 なぜ人を飽きさせずに売れ続けるのか
日本のお笑い界のトップに君臨する、明石家さんまさん。
本書は、長年人気があり続け、長寿番組をいくつも抱えるさんまさんが、「なぜ売れ続けることができるか」をマーケティングの観点から分析したものです。
本書では、「長く売れ続けるため」には、番組内で新しい人気者を作り上げること、琴線を読む能力が大事だと書かれています。
琴線を読むとは、人の奥底の微妙な心理を読めることを指すらしく、本書を読んで、これまで単純に「明石家さんまさん=面白い人」と思っていた印象が、変わりました。
鼻
本書は、芥川龍之介の短編小説で、夏目漱石から絶賛されたことでも有名な作品です。
禅智内供という、顎の下まで垂れ下がった鼻の長いことで有名な僧がいました。内供は、長い鼻の不便さとコンプレックスから、鼻を短くしたいと考えていました。
ある日、内供の弟子が知り合いの医師から、長い鼻を短くする方法を教わってきました。その方法を試してみると、見事に内供の長い鼻は短くなりました。
短い鼻に満足していた内供でしたが、人々は以前に増して内供の鼻を嘲笑するようになりました。
嬉しかったはずの短い鼻を、恨めしいとも思うようになった。ある日、朝起きると短くなった鼻は、元の長い鼻に戻っていた。
この話は、「人間には、他人の不幸に同情する気持ちと、不幸を切り抜けた時に物足りなさを感じる気持ちの、矛盾する2つの心を抱えている」ということを教えてくれます。
客観的に見れば、不幸を望む心は良くないなと思いますが、人間の心の奥底には不幸を望んでしまう心も共存していることは、納得しました。
運命を変える 偉人の言葉
本書は、写真と共に、偉人の言葉と簡単な解説が書かれていました。
私が特に印象に残った言葉は、
英雄とは自分のできることをした人だ。ところが凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる。
引用:リベラル社[編] 『運命を変える 偉人の言葉』 リベラル社 2014
です。
私はよく、今の自分とかけ離れたことを思い描いて、結局何もできなくなってしまっています。凡人から英雄になるために、まず自分のできることから1つずつ、1歩ずつ進んでいこうと思います。
では、今日も3冊頑張ります!