こんにちは。
久しぶりの雨に若干テンションが上がっているharuhinaです。
さて、45日目に読んだ本はこちら↓
- 感動する脳 著:茂木健一郎
- イワンの馬鹿(国立図書館コレクション) 著:トルストイ、菊池寛
- まんがでわかる 新渡戸稲造『武士道』―剣は心なり(Business ComicSeries) 著:岬龍一郎、まんが:涼原ミハル
本の感想
感動する脳
「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」これは、アインシュタインが残した言葉です。
つまり、感動しながら生きていくことは、「生きること」そのものです。
感動は脳の持つ潜在的能力を引き出し、一気に脳を変えるきっかけにもなります。
感動するためには、初めての体験にチャレンジしたり、常にアンテナを広げることが必要です。
また、小さな感動でも周りの誰かと共有することが大切です。
本書では、感動することが生きる上でいかに重要か説明している本です。感動することで、脳の神経回路は活性化され、その感動を人に共有することで、感動の回路がどんどん強化されていくということでした。
これまで、日常の中で意識的に「感動しよう」と考えることはありませんでした。しかし、本書を読んで、感動することの大切さを知ることができたので、日々の読書の中に小説を加えるなど、まずは「一日一感動」を目指していこうと思います。
イワンの馬鹿(国立図書館コレクション)
百姓の子として生まれた「ばかのイワン」には、兵隊のシモンとふとっちょのタラスという2人の兄がいました。
ある日、イワン達は悪魔に目をつけられてしまいます。欲深いシモンとタラスは悪魔によって一文無しにされてしまいますが、欲の無い「ばかのイワン」には、一文無しにされるどころか、悪魔を捕まえてしまいます。
「欲を持たず、実直に生きることの大切さ」を、考えさせられる本でした。
今回読んだ「イワンの馬鹿」は、「小学生では学べない 一生役立つ読書術」でおすすめの本として紹介されている一冊でした。
「イワンの馬鹿」は小学校の時に読んだ記憶がありますが、いま大人になって読んでみても、いろんなことを考えさせられました。欲深いシモンとタラスの生き方は、貨幣経済社会の一端を切り取っているようで、今後はイワンのような目の前の欲に惑わされない生き方が必要なのではないかなとふと思いました。
▼無料で読める「青空文庫版」もありました
まんがでわかる 新渡戸稲造『武士道』―剣は心なり(Business ComicSeries)
「武士道」を勉強している明治時代の女の子が、現代にタイムスリップしてきて、やる気なく働いていた主人公に「武士道」を説くという物語でした。本書の面白いところは、新渡戸稲造の説いた「武士道」をただ伝えるのではなく、現代の価値観とミックスして「武士道」を説いてくれているところです。
「武士道」とは、旧5000円札としても有名な新渡戸稲造が、1900年にアメリカで刊行したものです。日本には宗教教育はありませんが、日本人は「武士道」によって道徳を学んでいると気づき、日本人の伝統的精神を外国人に向けて正しく伝えるため、武士道を刊行したとのことでした。
先日、「まんがで学ぶ 世界の宗教―日本人は無宗教?宗教って難しくない(Business ComicSeries)」を読んで、なぜ日本に宗教が根付いてないのか不思議に思っていましたが、本書を読んで「武士道により道徳を学んでいた」という考え方に納得しました。
これまで、あまり「道」に接してきたことはありませんでしたが、日本に生まれたからには、何か日本の伝統的な「道」を勉強してみたいなと考えるようになりました。
自分を客観的に見ることは大事
最近、本を読む時に時間をはかるようになりました。5分区切りでどれくらい読むか目標を決めて読むようにしているのですが、これがとても良い!「集中して読もう」と決めても、5分で区切る時と区切らない時では、進み具合が全く違います。
この「時間を区切る」というのは良くある方法ですが、会社員時代に試した時には、ストレスが溜まるし、集中力は切れるしで、全く機能しませんでした。
会社員時代と今とでは何が違うのだろう??
考えてみたところ、「時間の適切さ」と「意識」の違いかなという結論に至りました。
まず「時間の適切さ」ですが、会社員時代は区切り時間を決める時、自分の集中力持続する時間ではなくて、作業の区切りで時間を決めていました。いま図ってみると、私の集中力は、5分ずつ区切っても「5分×6回」でせいぜい30分しか持たないので、区切り時間を30分以上で設定しても、集中力が持たないということに気づきました。
次に「意識」ですが、いま考えると会社員時代は「やらされている」という受け身な気持ちがどこかにあったんじゃないかと思います。いまは、5分区切りの中で目標ページ数を達成できたら「嬉しい」と感じますが、会社員時代は特に何も感じませんでした。
つまり、私の敗因は「自分のことを客観的に見れていなかった」ということだと思います。
「自分のことが一番わからない」と言いますが、本当にその通りだと思います。ただ、「わからないから」と諦めるのではなく、わかろうとすることが大切だと思うので、いま一度客観的に自分を見つめてみようと思います。
では、今日も3冊頑張ります!