こんにちは。
クラシックを聴いて「心にしみるなー」と感じるような歳になってきたharuhinaです。
さて、34日目に読んだ本はこちら↓
- 鴨か虎か 著:丸太たぼ吉
- まんがでできる 営業の見える化 著:長尾一洋、まんが:久米礼華
- 大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ 著:岡田斗司夫
ついに100冊達成しました!長かったような・・・短かったような・・・
本の感想
鴨か虎か
【あらすじ】
大企業に勤めていた鴨下虎太郎は、ある日突然、会社から「クビ」を言い渡される。絶望している虎太郎の元に現れたのは、なんと虎太郎の命を狙う自称「”やさしい”殺し屋」。虎太郎は殺し屋から「20日後に殺します」と宣言される。悲観に暮れる虎太郎に対し”やさしい”殺し屋は「依頼主を探して取り消してもらうことができれば、命は助かりますよ」と助言する。
過去に裏切った会社、裏切った友達・・・疑わしい人達に会いに行く中で、みんなの本心に触れて、徐々に虎太郎の心に変化が現れる。虎太郎は依頼主を探して出して殺しを辞めさせることができるのか。
社会人に読んで欲しい一冊!この本を読めば大切な何かを気づかされるはずです。
【感想】
100冊目の記念として、前に途中で挫折して積読していた400ページ程あるこの本に挑戦しました。結論、このタイミングでこの本を読んで良かったと思います!私はこの本から「大切なものを見失うなよ」というメッセージを感じました。100冊目の記念に良い本に出会えてよかったです!
まんがでできる 営業の見える化
これまであまり関わりが無かった「営業」という仕事でしたが、本書を読んでいままで「営業」に対して持っていたイメージが変わりました。タイトルが「営業の見える化」だったので、営業の行動管理をする方法だと思っていたのですが、全然違いました(笑)。
この本に書かれていたのは、お菓子メーカーの話で、営業の仕事は「デパートや百貨店(以下、お客様)に自社のお菓子を売り込み、売り場を確保してもらう」というものでした。
私が本書の中で印象に残ったのは、「業績アップストーリーを考える」ということと「日報に事実、推察、次回予定を書く」という事です。
「業績アップストーリーを考える」とは、会社の今期経営方針からどういうストーリーで営業を進めていくかという事です。例えば、今期経営方針が「新規顧客の拡大」であれば、新規のお客様などをどう獲得するかストーリーを考えなければいけないし、今期経営方針が「新商品の売り込み」であれば、商品開発と協力して差別化できる商品を開発し、新規・既存のお客様にどう売り込むかストーリーを考えなければいけないということです。
言われてみれば当然のことだとは思いますが、業績アップするためにあれもこれもと手をつけてしまって、意外と見落としがちな部分なんじゃないかと思いました。
「日報に事実、推察、次回予定を書く」とは、日報にお客様の反応と、お客様の本心と、次どう動くかを書くというものです。例えば、新しいお菓子をお客様に提案する場合、「事実」には提案した際のお客様の反応をありのまま書き、「推察」にはお客様が本当はどう思っているのかを推察して書き、「次回予定」には事実、推察に基づいて次にどう動くかを書くとのことで、日報を報告書ではなく計画書にするということでした。
正直、目からウロコでした!日報の使い方も面白いし、何よりお客様が本当はどう思っているか推察して、それを報告するというのが驚きでした!
今回読んだ営業の見える化は、ブログやTwitterにも応用できると思います!今後は営業についても勉強していこうと思います。
大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ
本書では、「シン・ゴジラ」「君の名は。」「風の谷のナウシカ」「機動戦士ガンダム」「この世界の片隅に」に対する岡田斗司夫さんの解釈が、大人の教養という目線で書かれていました。
今までいろんなアニメを見てきましたが、こんなに深く愛情を持ってアニメを見たことはありませんでした。しかも最近はアニメを見る機会も減っていて、「小説の方が描写が詳細で楽しいんじゃないか?」と考えていたところでした。本書を読んで、この考えはとんでもなかったなと考えなおしました。驚くほど深い!作り手目線で見た世界はこんなに違うものかとしみじみ感じました!
自分が一番直近で見たアニメで言うと「この世界の片隅に」です。このアニメを見た時は、どんな感情か自分でも分からない何とも言えない感情になって消化不良のような状態でした。本書を読んで、感情ってそれで良いんだと思えるようになりました。1か100みたいな感情って実は少なくて、あいまいな感情ばかりで、言葉に無理やり表そうとするピタッとくる言葉が見つからない。それが人間の感情なんだと思えるようになりました。
そして、その感情をアニメや小説でデザインしているクリエイターの人達は本当にすごいなあと思いました。私は評論家ではなくクリエイターになりたいので、岡田さんのような作り手目線で見れるようになりたいと思いました。
本を100冊読んで感じたこと
毎日3冊を始めて34日目、ついに100冊達成しました!!ここまで長かったような、短かったような・・・。始めた頃は、朝4時・5時まで読むのにかかって・・・(あれ?今も大差ないかも?)この日記も書くのが大変で・・・(これも大差ないかも?)
結論、まだ読むのも日記を書くのも時間がかかるのも変わってはいないです(汗)。ただ、知識量は各段に増えたし、いろんな見方を手に入れることができたし、飽きっぽくて継続できない性格も意外とできるじゃん!と思えたので、あの時本を読むことを決断して本当に良かったです!
1000冊読むのを目標にしているので、まだまだ数字にすると1/10に過ぎませんが、慣性の法則で「考えると動き出すまでが一番大変」ということなので、一番大変なところはクリアしたと思って一歩一歩継続していきたいと思います。
では、今日も3冊頑張ります!