【23日目】特に意味の無いことに意味がある

日記

こんにちは。

先日包丁でケガした部分が膨れて、指が若干曲げづらいharuhinaです。

さて、23日目に読んだ本はこちら↓

  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる 著:有馬頼底
  • お坊さんにならうこころが調う朝・昼・夜の習慣 著:平井正修
  • バッテリーⅣ アニメカバー版(角川文庫) 著:あさのあつこ

本の感想

金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

本書は仏教や禅の言葉を使って、人生を豊かに生きる方法を紹介しています。本書の中にはたくさんの言葉がでてくるのですが、個人的には「一期一会」「独座観念」のこれが最後だと思ってその瞬間を大切に生きるという思想が特に心に響きました。ご飯を食べながらテレビを見たり、人としゃべりながら違うことを考えていたり、未来を不安に思って悩んだり、ついつい今に集中することを忘れてしまうので、常に持っておきたい考えだと思いました。

これまで、宗教には興味が無いと思って仏教や禅について学んだことはなかったのですが心の拠り所としてではなく、生き方として取り入れたい部分がたくさんあったので、今後勉強しながら日々の生活に生かしていこうと思います。

お坊さんにならうこころが調う朝・昼・夜の習慣

金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる」を読んで、仏教や禅について勉強してみたいと思い本書を読んでみました。本書を読んでいてびっくりしたことが、お防さんも坐禅を組むと足が痛くなるし、冬は寒いし夏は暑いということでした。てっきり修行をすると坐禅の足の痛みだったり、寒さだったりは感じなくなるのかと思っていたので、びっくりしました!あとお坊さんは滝行などと同じように苦行の一環として掃除をしているんだと考えていたのですが、実は掃除することに特に意味は無いのだそうです。「特に意味の無いことを意味を求めずに一生懸命すること」に意味があるんだそうです。とても素敵な考え方だなと思いました。普段、合理化のことばかり考えていて、すべての行動に意味を持たせようとしがちですが「意味のないことを一生懸命する」という心も忘れず過ごしたなあと感じました。

バッテリーⅣ アニメカバー版(角川文庫)

バッテリーⅣも素晴らしくて至福の時間でした。あさのあつこさんの作品は、主人公巧のピンっと張り詰めた雰囲気だけじゃなく、文中の掛け合いも秀逸でくすっと笑ってしまう。その緩急がたまらなくて夢中になってあっという間に読み終わってしまいました。

徹底的に自分の野球を信じる巧と、巻き込まれていく周りを見ていると、みんなと一緒で普通でいることを美徳としていた学生時代の自分をたまらなく悔しくなるし、今の自分にもがっかりする。自分の嫌な部分と何重にも建前が被さった心が剥き出しにされるのを感じながら、巧と向き合いたいと思う。

特に意味の無いことに意味がある

今回読んだ本に書いてあった「特に意味の無いことを意味を求めずに一生懸命すること意味がある」という考え方がとても好きです。

最近、行動に意味を求めすぎて「良い・悪い」のように「1,0」で分けることが多い気がします。なんだか違う気がする・・・と思っていたのですが、今回仏教・禅の本を読んで、しっくりこない理由がわかった気がします。

もちろん、全ての行動に意味をつけて一分一秒無駄にしない生き方も尊いと思いますが、特に意味のないことを大事にする生き方とのバランスを取りながら、一歩一歩進んでいこうと思いました。

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